※本稿は、本田健『20代のときに知りたかったお金と幸せの話』(大和書房)の一部を再編集したものです。
「お金があっても幸せになれない」は本当か?
よく、「お金があっても幸せになれない」と言われます。
これは、本当でしょうか。半分は本当で、半分は嘘です。確かに、お金だけでは幸せになれません。どれだけお金があっても、健康を害したり、人間関係が壊れたりすれば、幸せではありません。
でも、「お金があっても」の部分は、正確ではありません。正確には、「お金の使い方を知らなければ、幸せになれない」です。
お金を正しく使える人は、お金があれば幸せになれます。お金を使って、健康を維持し、人間関係を育み、やりたいことを実現するのです。
一方、お金の使い方を知らない人は、いくらお金があっても幸せになれません。お金を浪費したり、不要なものを買ったり、お金に執着したりする。
つまり、問題はお金の有無ではなく、お金の使い方なのです。「お金があっても幸せになれない」という言葉を、「お金がなくてもいい」という言い訳にしないでください。お金はあったほうがいい。そして、使い方を学べばいい。
それが、幸せな小金持ちの考え方です。
幸せはどこで売っているのか
「お金で幸せは買えない」
これも、よく聞く言葉です。あなたは、どう思いますか? そもそも、幸せはどこで売っているのでしょうか? 考えてみると、面白い質問ですよね。
私が考える答えは、「幸せは、どこにも売っていない」です。幸せは、買うものではなく、心で感じるものだからです。
もう少し説明してみましょう。幸せはお金で買うことはできませんが、お金を上手に使うことで、「幸せを感じる状況」を作ることはできます。
健康でいられる環境。愛する人と過ごす時間。やりたいことに挑戦する機会。こういうものは、お金があるほうが手に入りやすいのも事実です。
お金で直接幸せを買うことはできないけれど、幸せを感じやすい状態を作ることはできるわけです。
逆に言えば、お金がなくても幸せは感じられます。それは、工夫次第です。お金と幸せの関係は、「お金があれば幸せ」でも「お金がなくても幸せ」でもありません。
「お金があると、幸せを感じやすい状態を作りやすい」
これが、正確な表現でしょう。なので、「もっと、お金さえあれば!」と多くの人が感じるのも、あながち間違ってはいないのです。

