勉強効率を高めるには何をするといいか。スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長の星友啓さんは「スマホを横に置いて勉強するのは、自らIQを下げて勉強しているようなもの。一点集中こそが、脳のスペックを最大化する唯一の方法だ」という――。
※本稿は、星友啓『スタンフォード大学オンライン高校の校長が教える 世界の研究に基づいた 勉強法大全』(KADOKAWA)を再編集したものです。
脳はマルチタスクができない
音楽を聴きながら、LINEの通知を気にしつつ、数学の問題を解く。「自分はマルチタスクができるから大丈夫」と思っていませんか? 残念ながら、それは脳科学的には最大の勘違いです。
実は、人間の脳は高度な作業を同時に処理することはできません。できているように見えるのは、ただ高速でタスク(作業)の切り替えをしている(タスク・スイッチング)だけなのです。
そして、この切り替えには大きなコストがかかります。タスクを切り替えるたびに脳は「切り替えの時間」を必要とし、反応速度が遅くなり、ミスが増えることがわかっています。これを「スイッチング・コスト」と呼びます。
つまり、一つのことだけに集中する「シングルタスク」に徹底した環境を作ると、あなたの偏差値が激変するかもしれないのです。

