「グルコーススパイク」とは
食後に血糖値が急に上昇し、その後急降下すること。これを「グルコーススパイク」といいます。グラフで見るとトゲ(スパイク)のように見えるのが名前の由来です。
さてこのグルコーススパイク、身体へのダメージがあるにもかかわらず、検査でも見つけにくいので注意が必要です。
血管の内皮細胞がダメージを受けたり、頸動脈が狭くなってしまうことにより、動脈硬化が進むことがわかっています。しかし一般的な健康診断の検査では、空腹時と1〜2カ月の平均的な血糖値しか測らないことから、食後の乱高下は見逃してしまいやすいのです。
グルコーススパイクが起きる生活習慣は、主に2つです。
1つ目は、精製された糖質が多い食事。
私たちの身体は白米や全粒粉ではないパンやパスタなど、精製された穀物にはうまく対応できないにもかかわらず、現代の食卓にはそうしたものが溢れています。
そして、こうしたものを早食いしたり、多く食べることは、さらに血糖値を急上昇させる原因になります。
2つ目は、肥満や運動不足によって、糖を身体に取り込むインスリンの効きが悪くなることも原因です。取り込めなければ、血液中に糖が溢れてしまいます。
定期的な運動によって脂肪を燃焼させることは、グルコーススパイクを防ぐ働きがあるのです。
「食後2時間血糖値」の検査を受けよう
長寿にも病気にも関係が深いインスリン。そのコンディションを知ることができるのが、各種の血糖値検査です。
健康診断でも一般的な「空腹時血糖値」の検査では、文字通り空腹な時の血糖値しかわかりません。食後に血糖値が乱高下していても、いわゆる「かくれ糖尿病」になっていてもわからないのです。
そこでこの「食後2時間血糖値」の検査になります。
この検査は別名「75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)」といって、ブドウ糖75gを溶かした水を飲んで、30分後や一時間後などの一定の時間で血糖値を測ります。
なおこの検査での診断基準は、次の通りです。
・境界型 140〜199mg/dL
・糖尿病型 200mg/dL以上
この検査は食後の血糖値の乱高下もわかりますので、いわゆる「血糖値スパイク」が起きていないかどうかもチェックできます。
「かくれ糖尿病」になっていないか気になる方は、ぜひ受けてみてください。



