単なる断捨離ではない「服捨て」

最後にご紹介したいのは、第6位の『服捨て』です。

昼田祥子『服捨て』(講談社)
昼田祥子『服捨て』(講談社)

クローゼットを開けても、着たい服が1着もない。こんなにたくさん服があるのに――。本書は、そんな気持ちになったことがある人にぜひ読んでほしい一冊です。

ファッションエディター/ライフプロデューサーであり、1000枚近くあった洋服を20枚に減らした経験を持つ著者・昼田祥子さんによれば、クローゼットは単なる収納ではなく、持ち主の価値観や選択の癖が表れる場所。多くの人は「どう見られるか」「無難かどうか」といった基準で服を選ぶために、「服はたくさんあるのに着たい服がない」という状況になるのだといいます。

本書で昼田さんが提案する「服捨て」は、単なる断捨離ではありません。日常の行動を「ハレ」と「ケ」に分け、「ハレ」の自分にふさわしい服を先に整えることで、生き方そのものを整えていく手段です。具体的には、次の4つのステップで進めていきます。

・ステップ1:日常の行動を具体化し、「ハレ」と「ケ」に振り分ける
・ステップ2:リモートワークと近所への外出など、兼用できるシーンをまとめる
・ステップ3:手持ちの服のシーンを確認する
・ステップ4:枚数の適正値を確認する

クローゼットの中身が整うにつれ、自分のスタイルが見つかるとともに、人生の方向性も定まっていくでしょう。

今月も、コミュニケーションのコツから自分の強みの見つけ方、Google流のマネジメント術まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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