「大人の英語」を話すテクニック
③意見をやわらかく伝えるクッション表現
日本人に比べ、アメリカ人は自己主張が強く、意見を明確に伝える傾向があると思われがちです。しかし、英語で「できません」「違います」とハッキリ言ってしまうと、やはり角が立ってしまいます。例えば“ No, you're wrong.”(ノー ユーァ ゥロング)なんて言い方をすると、相手はドキッとしてしまいます。そんなときに使えるのが、クッション表現(やわらかく伝える言い回し)です。これは、相手の意見を否定せずに、自分の考えをやんわり伝えるためのフレーズです。
よく使われるクッション表現
・I think……
(アイ シンク)
私は~と思います。
→ I think it's a bit difficult.
(アイ シンク イッツ ア ビット ディフィカゥト)
少し難しいと思います。
・Maybe……
(メイビィ)
たぶん~かもしれません。
→ Maybe not.(メイビィ ナット)
そうではないかもしれません。
・I'm not sure, but……
(アイム ナット シュア バッ)
よく分かりませんが~。
→ I'm not sure about that.
( アイム ナット シュアバウ ザット)
それについてはよく分かりません。
・In my opinion……
(イン マイ オピニオン)
私の考えでは~。
→ In my opinion, it might be too expensive.
( イン マイ オピニオン イット マイト ビー トゥー エクスペンシブ)
私の考えでは、それは高過ぎるかもしれません。
このような言い方を使うと、相手を否定せずに意見を伝えることができます。英語では、ストレートに反対するよりも、少しやわらかく伝える方が大人の会話として自然に聞こえます。
日本語でも英語でも「婉曲」が大事
会話例
A:Let's buy 100 new chairs for the office.
(レッツ バイ ワンハンドレッド ニュー チェアズ フォ ジ オフィス)
オフィスに新しい椅子を100脚買いましょう。
B: I think it might be too expensive. Maybe we should start with 20.
(アイ シンク イッ マイ ビー トゥー エクスペンシブ メイビィ ウィ シュッスタートゥィズ トゥエンティ)
それは高過ぎると思います。20脚から始める方がいいかもしれません。
この会話では、Bは“ No, that's too expensive.”(ノー、ザッツトゥー エクスペンシブ)とは言っていません。“I think it might be(~かもしれません)” とやんわり言うことで、相手に「反対されている」ではなく、「提案されている」と感じてもらえます。
例えば日本語でも「それは違う」よりも「そうかもしれませんが、別の考えもあります」と言われた方が、ずっと受け入れやすいですよね。英語でも全く同じなのです。“クッション表現” は、言葉の優しさで相手の心を守るテクニックです。まずは“ I think it's a bit difficult.” や“Maybe not.”から始めてみましょう。



