「会議で積極的に発言する」は足りていない

まず、「5つの具体化」から説明します。

次の5つの視点で行動プランを具体化すると、行動のイメージが明確になり、実行に移しやすくなります。

〈具体化①〉ピンポイント行動を決める=「何をどうする」

「アンケート結果をグラフにする」「先輩をランチに誘う」「ノートを買って持ち歩く」など。

悪い例:「PDCAをきちんと回す」

→「出勤後、PCを開く前に15分間、ふせんにやることを書き出し、1日の作業の優先順位を決めてから仕事を始める」

〈具体化②〉行動タイミングを決める=「いつやるのか?」「いつまでにやるのか?」

「朝礼後」「会議の説明時に」「メールをする際に」など。

悪い例:「英語を勉強する」

→「火曜と木曜の週2回、朝8時から30分間、アルヴィン先生とオンラインで英語レッスンする」

〈具体化③〉定量化・数値化する=「どれくらいやるか?」

「毎日30分」「1日30ページ」「部下3人と10分ずつ」など。

悪い例:「会議で積極的に発言する」

→「1時間の会議の中で最低3回は発言する」

〈具体化④〉行なう場所を決める=「どこで」

「自宅」「朝の通勤電車」「徒歩時間」「オフィスの自席」「休憩ルーム」など。

悪い例:「仕事の振り返りをする」

→「月初めの月曜の朝、会社近くのカフェで30分間、前月の仕事を『振り返りGPS』(図表2)のシートに書き込み、振り返る」

〈具体化⑤〉誰かと約束する=「誰と」

「職場の同僚」「上司」「部下」「顧客」「学生時代の友達」「夫」「妻」など。

悪い例:「部下とコミュニケーションを取る時間を確保する」

→「朝礼後に部下1名と5分間話す時間を設けると部下全員に宣言する」

先延ばし、続かない、行動できないを一気に解消

次に「ベビーステップ」です。

書影
古川武士『頭と心がすっきりする書く習慣』(三笠書房)

ベビーステップとは「赤ちゃんの一歩で始める」ということです。

行動を起こすまではとても気が重かったのに、一歩踏み出してみたら、気の重さ、不安がどんどん軽くなり行動が進んだといった経験はないでしょうか?

人は止まっているときにはやらない理由を考え、逆に、動き始めるとやる理由を考えるものです。

この「ベビーステップ」で始めるという習慣は、先延ばし、続かない、行動できないという悩みを一気に解消する強力な解決策です。

ポイントは、「面倒」「怖い」「不安」「時間がない」などの感情が出てこなくなるまで徹底的に行動のハードルを下げることです。

「ベビーステップ」の具体的な設定方法は次のようなものです。

・ジョギングをする→ウェアに着替える
・ダイエットする→お昼ご飯のライスを半分にする
・片づける→5分間片づける、トイレだけ綺麗にする
・禁酒する→ビール3杯のところビール2.5杯に減らす
・朝5時に起きる→今より15分だけ早起きする

これなら一歩踏み出すことができるのではないでしょうか?

行動の心理とは「慣性の法則」のように、小さく動き始めるとどんどん勢いを増していくものです。

「5つの具体化」と「ベビーステップ」で「超行動化」をしてみてください。

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