具体的に動くと状況が好転する3つの理由

では、この場合どうすればいいのでしょうか? 相田みつをさんの詩を引用しましょう。

ともかく

具体的に動くことだね。

いま、ここ、を

具体的に動く――

それしかないね。

――中略――

具体的に動けば

必らず具体的な答が出るよ。
 

相田みつを「M君へ」『相田みつをザ・ベスト にんげんだもの 逢』(角川文庫)

この言葉の通り、解決策がわからないからといって止まっているより、具体的に動くことで答えが見えてくることがあります。なぜ具体的に動くと状況が好転していくのでしょうか? 3つの理由をご紹介します。

〈理由1〉行動するとポジティブになる

モチベーションは、前に進んでいるときに高まり、障害にぶつかると低下します。

何か行動すると、物事が前に進んでいると感じ、ポジティブな気持ちになります。ポジティブになると、前向きなアイデアが湧き、解決策が見えてきます。

〈理由2〉行動すると気づきが生まれる

行動すると人から情報やアイデアがもらえ、たとえ失敗しても解決へのヒントが見えてくるものです。

〈理由3〉行動すると周りが応援してくれる

一生懸命頑張っている人を見ると、人は「力になりたい!」と思うものです。必死になって解決策を模索して行動していれば周りが応援してくれます。そして、そこから打開策が見つかることがあります。

しかし、理屈がわかっていても簡単に動けないのが私たちです。

そこで、これら2つの「行動できない!」ケースを解消するための書くシートを紹介します。

「決意」を「実行」に変える超行動化

「やろうと思ったけれど時間がなかった」
「今日は気が乗らなくてできなかった」
「やる余裕がなかった」

私は企業研修後に提出された受講者の行動プラン865個を添削したことがあります。そこでわかったことは、その8割は曖昧な行動プランになっているため、実際の行動には移せないということでした。

具体的には、次のような行動プランです。

・英語を勉強する
・会議で積極的に発言する
・部下とコミュニケーションを取る時間を確保する

このような曖昧な行動プランのままで現場に戻ると、「やろうと思っていたけど忘れていた」「忙しくて余裕がなかった」となるのが関の山です。

この最大の問題点は、プランが曖昧なため、日常で行動しているイメージが湧かないところにあります。そこでこれらの対策として、「超行動化」が重要です。

「超行動化」とは、脳が言い訳できないところまで曖昧さを排除して、行動プランを具体化することです。行動プランを脳が行動命令として受け取れるまで具体化すると、ぐっと実行しやすくなります。

では、脳が動きやすくなる「超行動化」とは、どうすればよいのでしょうか。ポイントは「5つの具体化」と「ベビーステップ」です。