不安や悩みを解消するにはどうすればいいか。習慣化コンサルタントの古川武士さんは「脳はまったく未知なるもの、予測不能なものに『危険』を察知し、不安と恐怖という感情を湧き上がらせる。心のエネルギーが奪われている状態を解消するには『ネガティブリスト』として紙の上に書き出すといい」という――。

※本稿は、古川武士『頭と心がすっきりする書く習慣』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

手紙を書く婦人
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不安と恐怖からあれこれ仕事をして疲弊する

突然ですが、お化け屋敷はお好きですか? あるアンケート調査によると、約8割の人たちが「怖いから好きじゃない」と答えています。

では、なぜお化け屋敷は怖いのでしょうか? 

理由は人それぞれかもしれませんが、私は中がまったく見えないということ、そして何が出てくるかわからない予測不能性に怖さがあると思います。その証拠に、一度入ったことのあるお化け屋敷に二度目に入ったとき、怖さはかなり軽減されているはずです。

仕事においても、私たちが不安・恐怖を感じるのは、全体像がわからないうえにプロセスが未経験のため曖昧であるとき、またリスクや起こり得るトラブルを把握できていないときなどが多いでしょう。

誰でも「人事異動で新しい部署・職種」に転属になったら不安が先に立ちます。

それは先ほどのお化け屋敷の話と同じで、脳はまったく未知なるもの、予測不能なものに「危険」を察知し、不安と恐怖という感情を湧き上がらせるからです。

「納期に間に合わなかったらどうしよう?」
「もしかしたら抜けているところがあるのではないか?」

このような心の声が湧き上がってきたために、「安心できるところまで今日やろう!」となり、あれこれ手をつけて疲弊してしまった経験はありませんか? しかも、結局は徒労に終わったという場合も少なくないはずです。