推察を繰り返すと不安・恐怖・焦りは膨らむ

不安と恐怖、焦りという感情のほとんどは、次のような理由から生まれます。

・対象を曖昧にしか捉えていない(曖昧さ)
・悲観的な予想ばかりで事実を押さえていない(事実・根拠不足)
・予測できること、できないことを区別していない(不透明感・予測不能性)
・自分にできること、できないことを区別していない(自己効力範囲)

特に強調したいのは「曖昧さ」です。

根拠がない推察を繰り返したり、いつ何をどうするかという時間軸で考えることができなかったりすると、不安・恐怖・焦りは膨らみます。

これらの不安や焦りという感情は厄介なものに思えるかもしれませんが、私たちが生きていくうえでは必要な感情でもあります。

オフィスで熟考するビジネスウーマン
写真=iStock.com/FG Trade
※写真はイメージです

不安・恐怖・焦りという感情は、現状に対して「本当に大丈夫か?」と考えることを促すサインだからです。不安・恐怖があるから備えるし、焦るから早く行動しようとするのです。

よって、不安・恐怖・焦りのために空回りしている悪循環をなくし、炭鉱のカナリアのようにリスクを察知する能力として、これらの感情を活かしたいところです。

あれこれ悩む前に「書く」

では、どのように活かせばよいのでしょうか?

ポイントは、「具体化」です。

曖昧なことを細かく分けて考え、具体化して明確にしていけば、不安・恐怖・焦りは消えていきます。

これを頭の中だけで行なうのは非常に難しいのですが、「書く」ことで具体化は一気に進みます。不安を感じてあれこれ悩む前に、「書く」ことですぐに頭を整理しましょう。

やるべきことの見通しがついて「大丈夫!」という算段がつけば、不安・恐怖・焦りは落ち着いていきます。

これから、そのためのワークシートを紹介しています。