失敗から学べる男・信長

「金ヶ崎の退き口」では退路をたたれてしまったため、危機一髪の事態に陥った信長。同じてつは踏まぬと心に固く誓ったのか、再決戦にあたり、最前線周辺の重要かつ堅固な敵方の城を複数、事前に味方に引き入れることができた。しかも、ひとりの兵も失うことなく無傷で……。なお、上平寺城の南方にあった長比城も、これら2城と同じく調略により戦わずして味方につけている。

万が一の際にも撤退ルートは確保してある。信長は後顧の憂いのない状態で、浅井・朝倉勢との決戦を迎えた。しかし、その姉川の戦いで勝利を得た後も、対浅井・朝倉戦はここから休戦期間も経て3年も続いていく。

「信長包囲網」による四面楚歌状態もあったが、金ヶ崎の退き口で学んだ慎重さもあったはず。その端緒が姉川の戦い前の“前哨戦”だった。転んでもただでは起きぬ、失敗から徹底的に学べる天才武将。それが織田信長という男なのだ。

【関連記事】
サルでもハゲネズミでもない…外見にコンプレックスを抱える秀吉が信長に付けられた「もう一つの呼び名」
仕事のデキない人ほどこの髪形をしている…相手から全く信頼されない「ビジネスで一発アウト」ヘアスタイル3選【2025年9月BEST】
石田三成と戦っていないのに関ヶ原合戦後に大出世…徳川家康が厚い信頼を置いた「戦国最大の悪人」
なぜ伝説の動物写真家はヒグマに命を奪われたのか…星野道夫さんの悲劇を呼んだ「餌付けされたクマ」の怖ろしさ
「お母さん、ヒグマが私を食べている!」と電話で実況…人を襲わない熊が19歳女性をむさぼり食った恐ろしい理由