パワーファミリーの際立つ特徴
まずは、パワーファミリー(以下、パワー層と表記)と一般層は、年齢や、住居/エリアといった属性情報がどのように異なっているのかを確認します。
年齢構成
パワー層の平均年齢は47.8歳、一般層は46.5歳であり、ほぼ変わりません(図表2)。
住宅形態
住宅形態では、持ち家率がパワー層で87.2%、一般層で77.1%であり、パワー層の持ち家率が10.1ポイント高く、また、パワー層は持ち家でも新築・集合住宅(マンション等)に居住する人が24.1%と、一般層と比較して15.5ポイント高い結果となりました(図表3)。
居住エリア
パワー層と一般層で特に大きな差が出たのは居住エリアです(図表4)。
パワー層の57.5%が京浜エリアに集中して居住していることがわかります。京浜エリアでは、夫婦がフルタイムで働ける企業の環境が整っていることや高収入の仕事が集まっていることが背景にあるのではないでしょうか。
また、前出のパワー層が持ち家・集合住宅(マンション等)に多く住んでいることも、説明がつきます。
東京都23区の新築マンションの平均価格は1.3億円を超えたとの情報もあり、共働きのパワー層が利便性の高い都心部のタワーマンションに多く居住している姿が推測されます。
パワー層と一般層の働き方の大きな差
次に働き方を比べてみました。
場所や時間といった、働く環境に大きく影響を与えるリモートワークに注目してみると、パワー層は、夫婦いずれかがリモートワークをしている人が51.2%、夫婦ともにリモートワークをしている人は30.3%でした(いずれも月1回以上)。
一方、一般層では、夫婦いずれかがリモートワークをしている人(月1回以上)は、15.5%であり、夫婦ともにリモートワークをしている人は、2.8%でした。
パワー層と、一般層間で、働き方に大きな差が見られました(図表5)。
パワー層はリモートワークの機会が多いため、住まいで仕事をしながら快適に過ごせるように、住まいの使い勝手を高めるための工夫をしていると考えられます。
マンションの間取りでは「書斎・スタディコーナー」を設けることや、仕事中の休息を取りやすくするための「自動コーヒーマシン」、くつろぐための「マッサージチェア」など、パワー層の生活シーンを想定したうえで各種商品・サービスの企画ができるのではないでしょうか。




