古書店大手の「ブックオフ」の場合は

古田雄介『それ、死後もお宝ですか?』(集英社インターナショナル)
古田雄介『それ、死後もお宝ですか?』(集英社インターナショナル)

そう考えると、ニッチな界隈のグッズをニッチ市場で売る場合は、入手した本人が行うことが基本条件といえる。その道に精通していない遺族が判断しなければならなくなった時点で、最高水準の価値共有は諦めたほうがいいのかもしれない。ある程度のところで割り切り、もっと広い需要がカバーできる買い取りサービスに照準を合わせるのが現実的だろう。

全国展開している古書店大手の「ブックオフ」は依頼者が箱に詰めた本やグッズなどを集荷し、後に査定額を提示して買い取る「宅配買い取り」というサービスを行っている。幅広い消費者に向けて展開しているので買い取りの対象が広いし、特定のジャンルへの依頼者の選定眼も求められない。

つまるところ、売りに出す当事者自身が「自分は誰に向けて売る知見をどれだけ備えているか」を見定めたうえでアクションを起こすことが重要だ。そのうえで、より高額での引き取りを追求するなら、それなりに時間をかける必要がある。

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