自分たちで遊び、創作し、点数をつける

信念や記憶もすべてがその場でのでっち上げだなどと言われては、何を信じたらいいのか分からなくなりますが、心配はないようです。チェイター教授は、その点を人格形成の歴史ということから説明しています。

教授によれば、人格とはその人独自の過去の経験、思考や言動の積み重ねの歴史で、その歴史の中で人は常に自分自身を作り、また作り直している。社会や文化も、そのような作業の中で作り出されている。

そして、「何を行い、何を欲し、何を言い、何を考えるのかという前例が共有されることで、個人においてのみならず、社会の中に秩序が創り出されるのだ。(中略)そして新たに作った前例というのは古い共有された前例に基づいているのだから、文化のほうも私たちを創り出している。(中略)驚くほど安定し整然とした暮らしや組織や社会を構築している」というのです。