テルモ 和地 孝 -一流のものに触れろ
若い社員にもよく「一流のものに触れろ」
「仕事以外の話を2時間以上できるように
なれ」と言っていますし、
自分でも実践しているわけです。
仕事だけでいいと思っていると
仕事バカになるだけで、
新しいアイデアを
生み出すことはできません。
仕事に活かすためにも、そしてもちろん
人生を豊かに
するためにも、優れた文化に
触れる時間を大事にしたい。そこには
気分転換以上の
意味があるのです。(10年11月15日号 当時・会長)
資生堂 福原義春 -複眼的なものの見方
社会に出た後は
「覚える」べきことよりも
「知る」べきことと「考える」べきことが
圧倒的に多くなる。問題は
「何によって知るか」である。断片的な
情報を得るだけならインターネットや
テレビ、新聞でもいいが、
思考力や想像力を養い、
複眼的なものの見方を
身につけたければ、
本を読むに勝るものはない。(10年8月30日号 当時・名誉会長)