50年以上取り組んだ健全な赤字事業とは

今年の上半期のビール出荷量の集計値が発表された。長らく最下位だったサントリービールがサッポロビールを抜いて第3位に浮上した。サントリーが1.8%上昇の13.0%となり、12.1%と1.1%下がったサッポロを抜いて3位に浮上したのである。サントリーがビールに進出したのは約50年前。アサヒビールのスーパードライが出るまでは、ビールメーカーは、一強二弱一問題外と言われた。この問題外がサントリーであった。最初のころは他のビールメーカーから競争相手と認めてもらえなかったほどの存在であった。スーパードライが出てからも二強二弱のうちの一弱と位置づけられていた。このサントリーがとうとう第3位に浮上したのである。ビッグニュースである。

市場での勝敗を、少数の要因で説明するのは難しい。しかし、今回の逆転劇の背後には、1つの重要な要因がある。それは、会社が上場されているか否かという、コーポレートガバナンスにかかわる要因である。