教育費を減らした結果、子供の影響は?
ところで、教育費と娯楽費を減らした結果、お子さんの影響はどうだったのでしょう。
「特段影響は見られません。予算内で十分楽しんでいます」
考えてみたら、あれだけ予定を詰め込んでいたのは、私が自分の仕事時間を確保したかったからなのかも。平日は学童代わりに習い事を埋めて、土日もイベントに行ってもらえたらその時間は自分の時間がとれますし、子どもも私が何か教えるより専門家に教わった方がいいです。
家で私が相手できず、タブレットで動画ばかり見ている状況も不安でしたしね。民間が運営する質の高いお教室で、その時間はできるだけ楽しんでもらいたいという思いもありました。
今後、娘が全寮制の中高一貫校に入ってくれれば、私は安心して仕事ができますし、、彼女は寮で安全に過ごすことができると思っていました。ただ、娘は今のところ、小学校でできた友達とずっと一緒にいたいみたい。娘のためにとかけてきた教育費や娯楽費も、娘と色々と話をしてきて、家にいる時間も悪くないのかもしれないと思い始めてきました。受験をさせるべきか、今通っている私立小の系列中学にこのまま進学してもらうか、揺れています」
子育てと仕事の両立、特にお子さんが小さい時はバランスが難しいと思います。ただ、人生は思い通りに行きません。「親の受験」と言われるほど親の負担を強いられる中学受験期に、今のペースで仕事を続けられるのか。また10年後も今の収入が続いているのかどうか。佐伯さんの勤務先には再雇用制度がなく、現在7歳のお子さんが21歳のときに定年を迎える予定です。そのとき、お子さんがもし海外大学に入っていたら……と、不安要素を挙げればきりがありません。ただ、佐伯さんほどの行動力があれば、何かあっても道は切り開けるのではないか。そんな気もしています。



