信長の野望の跡を彩る桜
第7位は、信長が築きはじめて今年で450年になる安土城(滋賀県近江八幡市)とする。城郭全体が石垣で築かれ、豪華絢爛な五重の天守が建つ、信長がみずからの権威を象徴させたエポックメーキングな城で、南正面からの大手道は、山上に向かって直線的に180メートルも続く。天皇の行幸を意図しての構造だともいわれる。天守はこのまっすぐな道の正面に、そびえて見えるように建てられていた。
大手道を登ると、黒金門跡から先にはいまも壮麗な石垣が残る。山上の天守台に建てられていた五重の天守は、内部は地上6階地下1階で金箔瓦が葺かれ、4重目が朱色、5重目は金色に塗られ、内部は金碧極彩色に仕上げられていた。
令和5年(2023)から滋賀県が、約20年計画の「令和の大調査」を実施中で、石垣が故意に崩された「破城」の跡が各所で発見されるなど、リアルタイムで構造の解明が進んでいるおもしろさもある。標高198メートルの安土山内に桜が点在するほか、山麓の江藤の丘は約100本のソメイヨシノが咲き誇る名所として知られる。
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