婚活男性の間に広がる「隠れ専業主婦希望女子」リスク
婚活の現場で「避けられるタイプ」は、時代とともに変化する。
結婚相談所「結婚物語。」の代表カウンセラー・豊田氏によれば、最近の婚活男女に共通するキーワードは「リスク回避」だという。
中でも最近よく聞かれるようになってきた相談の一つが、マッチングアプリや結婚相談所で知り合った女性から、距離が縮まったタイミングで「仕事がつらい」「できれば辞めたい」といった発言が出てきた――というものだ。
「男女ともに、他人の失敗談を見聞きして、結婚のリスクを慎重に見極めようとする傾向が強まっています。女性が避けたいのは“ワンオペ育児”。一方、男性が避けたいのは“隠れ専業主婦希望女子”です。結婚や出産後にきちんと職場復帰できるかどうかを気にする男性が増えました。福利厚生が整った大企業勤務や公務員の女性は人気が高く、派遣社員を避ける男性も増えています」
派遣社員や無職の女性が避けられる傾向にあることについては前回の記事で述べた。
かつては珍しくなかった「高卒女性×大卒男性」の組み合わせは減少し、大卒男性の多くは大卒女性を希望しているのだ。女性を年収で検索する男性も、いまや特別な存在ではない。
「年収400万円以上」で女性を検索する男性が増えている
特に目立つのは、「年収400万円以上」で女性を検索する男性の存在だ。400万円以上のフィルターをかければ、働くことに一定以上の熱意を持った女性と出会える確率は上がり、派遣社員や無職女性とのマッチングを避けることもできるというわけだ。
ただし、結婚相談所では女性が年収を非公開にできる。専業主婦を希望していても、それを明示して婚活している女性はほぼいない。
国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(2021年)」によれば、将来のパートナーに専業主婦を望む独身男性は6.5%。一方、専業主婦を希望する独身女性は13.8%と、倍以上の差がある。物価上昇が続く現在、この差はさらに広がっている可能性もある。


