隠れ専業主婦希望女子の見抜き方のコツ

豊田氏に、いわゆる“隠れ専業主婦希望”かどうかを見抜くコツを聞いた。

「おすすめなのは、『仕事は楽しい?』『やりがいはある?』といった質問です。お見合いや初デートでも不自然ではありません」

専業主婦を希望している女性の場合、現在の仕事について積極的に楽しさや将来展望を語るケースは多くないという。仮に「やりがいがあります」と前向きに話したとしても、「そんなに楽しいなら、定年まで続けたいと考えている?」と一歩踏み込むと、言葉を濁すことがある。

一方で、「定年まで働くつもりはありますか?」とストレートに確認する方法は、あまり勧められない。

関係性ができる前に「共働きをしてほしい」という意図が前面に出てしまうと、たとえ共働きに前向きな女性であっても、「出産後に体調を崩した場合でも働くことを求められるのではないか」「子どもに手がかかる時期も配慮してもらえないのではないか」といった不安を抱く可能性があるからだ。

実際には、家事・育児の分担割合や、双方の実家との距離、サポート体制など、具体的な条件をすり合わせていく必要がある。そうした前提を共有しないまま「定年まで共働き」と言われても、即答は難しい。

そのため、プロフィールやお見合いの場では、「育児は分担したいと考えている」「仕事を前向きに取り組んでいる人に惹かれる」といった姿勢を示すほうが効果的だという。

共働き志向の女性にとってはポジティブなメッセージとして受け取られやすい。一方で、専業主婦を強く希望している女性にとっては、「価値観が合わないかもしれない」と判断する材料になり、ミスマッチを未然に防ぐことにつながる。

覚悟を持った人が結婚していく

豊田氏は最後にこう力を込めた。

「高年収女性が以前ほど苦戦しなくなったなど変化はありますが、成婚率自体は10年前と大きく変わっていません。会える人の中から“この人と結婚する”と覚悟を持った人が、今も昔も結婚していきます」

専業主婦を望むか、共働きを望むか。どちらかが正しいというわけではない。

問題は、結婚後の働き方をどれだけ誠実に相手に共有できるか、希望の違いを話し合いで乗り越えていけるかだ。

変化の激しい時代だからこそ、自分にとっての「理想」を押し通すだけでなく、お互いの希望をすり合わせながら選択を正解にしていく姿勢が、結果として幸せな結婚に近づく道なのかもしれない。

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