変化をチャンスだとはまったく思わない、むしろ怖い
【バフェット】結局のところ、私たちは、事業がこれからどうなっていくのか、自分自身で理解したいのです。ウォール街の人たちは、誰かが「この事業はこれから大きく変化する」といえば、それを素晴らしいチャンスだと見做します。ちなみに、彼らはウォール街自体が大きく変化するときには、それを素晴らしいチャンスだとは見做さないのですがね。
私たちは、変化をチャンスだとはまったく思いません。むしろ、ぞっとするほど怖いのです。なぜなら、物事がどのように変わるのか、私たちにはわからないからです。
たとえばガムを噛むとき、20年前にどう噛んでいたか、そして今から20年後にどう噛むかについて、かなり正確にわかっていると思いますよね。ガムを噛むという技術に、多くのテクノロジーが入り込むとは、普通は思いません。それなら、なぜ他のことに頭を悩ませる必要があるのでしょう? シンプルなものに賭けることができるのに、なぜ、よく知りもしないものに賭けようとするのでしょうか?
バフェットの譲れない投資哲学
――1999年株主総会(04:44:41)――
【バフェット】ビジネスとして素晴らしい成果を上げる事業、つまり、短期間で株価が上がる株としてではなく、ビジネスとして成功する事業を見つけ出すことは、インターネット業界ではそんなに簡単ではないと私は思います。もし、この分野のトップクラスの人たちに、今後成功するであろう5社から10社の企業を挙げてもらい、その中のどれが6、7年後に、たとえば2億ドルを稼ぎ出すかを予測してもらったとしても、彼らはひとつも当てられないでしょう。
だからといって、彼らが初期投資家として大金を稼げないという意味ではありません。彼らは次の投資家たちに売り抜けることができるからです。しかし、結局のところ、事業はビジネスとして成功しなければなりません。成功する事業はいくつか出てくるでしょうし、インターネットは世界に莫大な影響を与えるでしょう。ですが、だからといって簡単な投資判断になるのかどうか、私には確信が持てません。
【マンガー】それは私たちにとって、簡単な投資判断ではありません。そして、そういうものは、私たちが求めているものではないのです。


