100年後も変わらない投資の本質
――1999年株主総会(03:46:30)より――
【バフェット】複利とは、粘着性の高い雪の上を転がる雪の玉のようなものです。その秘訣は、とても長い坂道を転がすことです。つまり、とても若いうちから始めるか、あるいはとても長生きするかのどちらかです。
もし私が今日学校を卒業し、1万ドルの投資資金があったとしたら、私はアルファベットのAから始めて、すべての会社を順番に検討するでしょう。そして、おそらく比較的小さな会社に焦点を当てるでしょうね。なぜなら、少ない投資額で済むうえに、そのような分野では何かが見過ごされている可能性が高いからです。
1951年には、ページをめくるだけで紙から飛び出してくるように、さまざまなものが簡単に見つかったものですが、今はそうはいかないでしょう。しかし、それが唯一の方法なのです。事業を買うこと、そしてそれを魅力的な価格で買うこと、さらに良い事業を選ぶこと、これらが不可欠なのです。
このアドバイスは100年後も同じでしょう。結局のところ、それがすべてなのです。誰かがあなたの代わりにそれをやってくれると期待してはいけません。夢のような素晴らしい投資について、誰も教えてはくれないでしょう。それが投資というビジネスの仕組みなのです。
自分が何を知り、何を知らないのかを学ぶ
私は1951年1月に初めてガイコを訪れた後、コロンビア大学に戻りました。そしてその年のあいだに、(投資銀行の)ブライス・アンド・カンパニーや、保険株の分析で名を馳せていた調査会社のガイアー・アンド・カンパニーを訪れました。
私はこの素晴らしいもの(つまり、ガイコ)を発見したと思っていたので、保険会社の株式を専門とする大手投資会社が何というか見てみようと思ったのです。しかし、そこで私は、自分が何をいっているのか理解していないといわれました。ガイコは彼らの興味を惹かなかったのです。
自分が何を知っていて、何を知らないのかを学ぶ必要があります。知っている範囲内のことについては、精力的に追求し、見つけた瞬間に行動すべきです。誰かがあなたに同意してくれるのを期待してはいけません。あなたが話している内容について、誰かが理解してくれることさえ期待してはいけないのです。自分の頭で考えなければなりません。そうすれば、きっと何かが見つかるでしょう。
【マンガー】ほとんどの人にとって、このプロセスの難しい部分は最初の10万ドルです。ゼロから始めて10万ドルに到達するのは、ほとんどの人にとって長い苦闘となるでしょう。しかし、合理的に考えることにこだわり、情熱を持ち、機会を逃さず、そして収入を大幅に下回る消費しかしない生活を継続することが、比較的早くそこに到達するのに役に立つと私はいいたい。これらの要素は非常に役立ちます。

