三人称文体のほうが書いていて面白い

他者を取材して書くことは、自分の行動や頭のなかを文章に置きかえるのとはまたちがった魅力がある。

自分のことは主観的な視点で書くので文体は一人称となる。だが、他者の話を書くときは俯瞰的視点から三人称で語る文体となる。

一人称文体は私そのものだが、三人称文体は客観的な立場にたつので、私と文章とのあいだにどこか適度な距離が保たれ、文章のリズムがまったく異なったものとなる。