どうすれば最期まで自分らしく過ごせるか

ゴールデンウィークの帰省で、久しぶりに実家の親御さんと並んで歩いた際、「少し歩幅が狭くなったかな」「以前より歩くのが遅くなった気がする」と感じることはありませんか。

日本は世界屈指の長寿国ですが、重要なのは単なる長寿ではなく、自立して生活できる「健康寿命」の延伸です。平均寿命と健康寿命の間にある「不健康な期間」をいかに短くし、最期まで自分らしく生きるか。本稿では、そのヒントが詰まった3本の記事を厳選しました。

1本目は、数多くの最期を看取ってきた緩和ケア医による提言です。専門医がパッと見ただけでその人の「余命」を察知するポイントは、「歩く速度」や「歩幅」にあるといいます。転倒を恐れて歩かせないようにすることが、健康寿命を縮めることになりかねないという、介護に直面する世代にとって見落としがちな視点を提示します。

2本目は、古今東西の謎である「なぜ女性は男性より長生きなのか」を科学的に紐解く一本。歴史上の「宦官かんがん」のデータや性ホルモンの働きから導き出される、驚きの生存戦略とは。生物学的なメカニズムを知ることで、男女それぞれの健康維持のポイントが見えてきます。

そして3本目は、日本の「健康寿命」の現在地について。世界一の長寿国でありながら、私たちが人生の終盤に抱える「制限のある時間」はどれほどなのか。リスク因子を正しく把握し、より長く健やかに生きるための具体的な備えを解説します。

プロが見れば寿命がわかる…緩和ケア医が重視する「歩く速度」「歩幅」ともう一つの"余命にかかわる要素"

(2026年1月29日公開)

(写真=iStock.com/sakai000)

介護保険事業状況報告(厚生労働省、2020年)によると、寝たきりの高齢者は300万人を超える。緩和ケア医である萬田緑平さんは「逆に、自力で歩けるならまだまだ頑張れるということだが、介護する人が要介護者を『歩かせないほうが安全』と判断してしまうことが多い」という――。<続きを読む>

 

去勢された「宦官」は長寿集団だった…女性の寿命が男性よりもずっと長い理由を科学的に解説する

(2024年7月18日公開)

(写真=iStock.com/maroke)

男性は、なぜ女性よりも寿命が短いのか。北海道大学大学院の黒岩麻里教授は「大きな要因は、遺伝子、性染色体、ホルモンの違いだと考えられている。特に女性ホルモンは健康に大きく影響し、寿命にも関係している」という――。<続きを読む>

 

日本は「平均寿命」も「健康寿命」も世界一長い…では"不健康期間"ワーストランキングの順位は?

(2023年6月13日公開)

(写真=iStock.com/mykeyruna)

日本人の平均寿命が長いことは知られているが、健康寿命はどうなのか。内科医の名取宏さんは「日本人は平均寿命も健康寿命も世界一長い。死亡のリスク因子を把握して気を付ければ、より健康に長生きできる確率は上がるだろう」という――。<続きを読む>

 
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