社外コミュニティへの参加を足す

複数の部署に所属することができないなら、社外のコミュニティに仲間入りするキャリア・トッピング、という手があります。

例えば、最近ではボランティアが多種多様です。被災地の支援、子ども食堂の応援、高齢者の買い物サポートなどなど。ボランティアを「困っている人の役に立ちたい」だけでは、もったいない。無定年を目指して、自分のキャリアを太らせる、その役に立つボランティアに取り組むのです。

教員免許を持っていて、ネクストキャリアに活かしたい人なら、子ども相手の練習になるボランティアを探す。例えば、子ども食堂では食事を作るのではなく、勉強を教えるボランティアを選ぶ。その所属と経験は、立派な教育履歴としてキャリアにカウントできるでしょう。

副業でキャリア・トッピングする

所属によるキャリア・トッピングが「まだピンと来ない」なら、副業でキャリアを太らせるという手もあります。近年、副業OKの企業が増えてきました。収入を増やすため、という目的を否定しませんが、どうせ休日も働くなら、無定年で働ける可能性を高める副業を選びませんか。副業の内容が制限されている企業は多いですし、本業のスキルを上げることが期待されている場合もあります。副業のキャリア・トッピングは、かなり頭をひねらなければなりません。

三嶋(原)浩子『“引退しない人生”をデザインする 無定年の設計図』(高橋書店)
三嶋(原)浩子『“引退しない人生”をデザインする 無定年の設計図』(高橋書店)

私がよくすすめられる副業は「占い」。長年、特技として挙げているからです。無定年で働くために、将来「占いカフェ」開業を目指すなら、今からネットで「占いユーチューバー」になるというキャリア・トッピングを検討してもよさそうです。このように、趣味を発展させる副業なら、楽しく取り組めるのではないでしょうか。

例えば、趣味としてフリマ・サイトへ出品し、稼いでいる人。単にお小遣い稼ぎのためだけではもったいないです。高く売れるノウハウをコツコツため込んで、書籍にできたり、講演依頼が来るくらい、スキルアップを目指すのはどうでしょう。

友人に、ギターが弾けてバンド活動を趣味としている人がいます。これも楽しむだけではなく、無定年に働くため、と目的を変えるなら、いっそ「路上ミュージシャン」を副業にするのはどうでしょうか。路上ミュージシャンは若い人、というイメージがありますが、50代が路上で弾き語りをすればインパクトがあります。懐かしの昭和歌謡を弾いて歌えば、投げ銭が入り、結果的に副業となります。副業は将来を見据えた実りある時間にしたいものです。

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