人手不足の業界を狙って資格を足す

「そう言われても、自分は一般的な営業で手に職はないし、どんな資格をトッピングすれば良いのか分からない」と思うかもしれません。しかし、営業経験はどんな業界でも通用する立派なキャリアです。

例えば、食品メーカーの営業なら調理師の資格をトッピングすれば、人手不足の飲食業界でコミュニケーション・スキルの高い人材として、無定年を目指せそうです。簡単ではありませんが、開業を目指すことも不可能ではありません。銀行で管理職を経験した人が、介護福祉士の資格を取って、定年後は施設長に転じた例もあります。福祉・介護業界も人手不足で、現場の人材の他に、組織をマネジメントできる人材も不足しているそうです。

自分のキャリアが活かせそうな業界をリサーチする、という発想もありです。しかし、「銀行→介護施設」のように、ネクストキャリアを今までと全く違う業種で考えると、選択の幅が広がるはずです。

部署を足してキャリアを太らせる

それでなくても50代は仕事も家庭ごとも忙しい。なのに、所属部署を増やして、さらに忙しくなろうという、ややブラック(?)な話です。ただし、忙しくなることが目的ではありません。50代の間にキャリアを太らせておくための方法論です。皆さんの会社が、もし複数の部署に所属が可能なら、キャリアを太らせそうな分野の部署に“営業”をかけて、社内副業的に業務を行う、という提案です。

例えば、私ならコピーライターでクリエイティブ部所属ですが、都市経営という修士のキャリアを太らせるために、地方創生の業務に関わる部署を目指す。今、大学で教鞭を執る分野は、コピーライティングや広告メディア論など現業に直結していますが、地方創生や観光など担当できる守備範囲を広げておけると、定年後のキャリアプランの幅が広がります。

実は英語が得意なのに活かす部署に所属していない人なら、海外業務の部署を狙う。「得意を活かして貢献したい」は表向きの理由。本当は、無定年を実現するためにスキルを磨き、成長させることを目的にするのです。