「キャリアを太らせる」無定年戦略

英会話に続いて、今までのキャリアに何を足せば、無定年につながるネクストキャリアを生み出せるか。長年続けてきた仕事に「キャリア・トッピング」した方を紹介します。拙著『未定年図鑑』にも登場した信藤勇一さん。大手組織設計事務所で一級建築士として活躍してきた方です。

定年が視野に入った50代のうちに、60歳の定年退職と建築士として独立・開業を決めました。「定年後は個人事業主として長く働きたいから」と早くに意志を固めて、50代でしっかり準備を行ったのです。

ここまでは、よく聞く定年→独立(同じ仕事を継続)の話。手に職があれば独立もしやすいよなあ、うらやましいなあ、でスルーしそうですが、いえいえ、大いに参考になるのです。信藤さんは、他の建築士と差別化を図るため、別の資格をトッピングしました。それは「ヘリテージマネージャー」です。ヘリテージマネージャーとは、文化財建造物を後世に残して活かすことを行う人で、「歴史的文化遺産活用推進員」と表記されることもあります。