結論から簡潔に話すための3つのスキル

結論から簡潔に話すスキルは、大きく3つに分解できます。

① 要約力(結論を一言で伝える力)
② 想像力(相手が知りたい情報を取捨選択する力)
③ 構造化力(適切な順番でわかりやすく話す力)

これらをいきなり身につけるのは難しいですが、次のように練習するとよいでしょう。

①要約力を磨くには、「一言で言うと~」「結論は~」を口癖にしましょう。 特に上司に話すときや会議で発言するときに強く意識してください。うまく話せなければ、書いて整理してみるのがおすすめです。

②想像力を磨くには、上司に「この報告では何を知りたいですか?」と直接聞いてみましょう。相手が知りたい情報を想像するにはそれなりの経験と知識が必要ですから、最初はとにかく聞いてみるのです。

【図表3】結論から簡潔に話すための3つのスキル
出所=『できる人が大事にしている 複利で伸びる仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

また、報告や発言をした際、「なんで?」「ここはどうなっているの?」と突っ込まれたら、突っ込みをしてきた上司や同僚に、後で「ありがとうございました」とお礼を言って、なぜあそこで聞いてきたのか質問してみるのもいいでしょう。

そうすれば「この点を確認しておかないと、この先のことを考えられないから」「他部署との連携に関わってくるから」などと、理由を教えてくれます。そうしているうちに「相手が知りたい情報」がどんなものかがわかってきます。

③構造化力を習得するには、話す前に、テキストで話の構成を書き出してみることをおすすめします。書き出すことで、論理の穴が見えやすくなります。

最初は情報が不足しても構いません。結論から簡潔に話し、足りない部分は相手に質問してもらえばいい。

「まず減らして、必要に応じて足す」ことで、各層に最適な情報量が見えてきます。