ビジネスシーンでは、大いに他人と比較せよ

話が長い人が減らないもう一つの理由は、「他人と比較しないから」ということもあるかもしれません。

「他人と比べずに自分らしく生きなさい」などと言われるように、人生において他人と比較することは否定的に語られがちですが、ビジネスにおいては、他人と比較しなければ自分の現在地を把握できません。しっかり他人と比較してください。

優秀な人と自分を比べて、今の自分に何が足りないか、何を身につけるべきか、というように、“差分”を意識しましょう。話し方であれば、話が簡潔でわかりやすい人と自分を比較することで、自分の話の長さに気づくことができます。

結論から簡潔に話す練習として、プレゼンやピッチなど、大勢の人の前で話す機会を増やしましょう。noteやXなどで発信するのもいいでしょう。これらに共通するのは、時間や文字数の制限があるため、物理的に簡潔にせざるを得ないということです。ぜひ試してみてください。

ピリつく経験が人を成長させる

「結論から簡潔に話す」を身につけるには、何よりも「ピリつくような体験」をたくさん積むことだと思っています。

宮脇啓輔『できる人が大事にしている 複利で伸びる仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
宮脇啓輔『できる人が大事にしている 複利で伸びる仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

ある程度の規模の会社では、出世すればするほど、「社長への報告が30秒しかもらえない」「取締役の会議で、自分の意見を一言で伝えなければならない」といった場面が増えていきます。そうした緊張感のある環境では、自然と「結論から簡潔に話す」力が磨かれていきます。

出世するということは、脳のリソースが高価な人たちに囲まれて仕事をするということです。だからこそ、話は短く、要点だけを伝えなければなりません。逆にいえば、その対応ができない人がさらに上のステージへ進むのは難しいわけです。

ピリつくような瞬間こそが、成長のチャンスです。限られた時間と緊張感のなか、どう伝えれば相手に届くのかを必死に考える――その経験の積み重ねが、あなたの“即答力”を確実に鍛えていきます。

皆さんも明日からさっそく、「結論から簡潔に話す」を徹底してみてください。

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