ネットで見かけた言葉も逃さずメモする

「こんなに上手に人をほめるというのはすごい」「うまいほめ方するな」と感心した場合には、それをメモ帳の方に移動させます。というのは、ネットで見た言葉というものは、もう海の中で泳いでいる魚みたいなもの。1度見てもすぐに消えていってしまうものです。

ですから、上手なポジティブコメントだなと思ったらすぐにメモします。

また、時にはほめたコメントをまたほめるコメントというのすらあります。コメントのコメントでしょうかね? そんなコメントをよく思いつくなと思います。

私は他人のコメントをほめる人はいい人だなと思っています。コメントの中には本当に絶対に思いつかない表現がありますので、そういうものを少し学ぶためにコピーしてメモ帳に残しておく。YouTubeやYahoo!でコメント自体をコピーしてメモ欄に残している人はあまり多くないと思いますが、コメント力向上にはおすすめです。

『ノノガ』ちゃんみなのコメントに感心した理由

ほめ言葉を学ぶには、オーディション番組がおすすめです。

私がYouTubeでよく見ていたのは『No No Girls』です。歌とダンスが中心で、出演者はスタイルやルックスで他人から言われた「No」をはね返してポジティブパワーに変えるというオーディション番組です。

「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」

という、容姿は一切問わないというガールズグループの作り方は珍しいですよね。

この番組での、ちゃんみなさんのコメントが素晴らしい。

「ここがあなたの強み」
「あなたは声に独特な力がある」
「その動き、教えて欲しい」
「自分を出していく力がある」……

そういうほめ言葉がたくさん出てきます。

ただ、オーディションですから落とさなくてはいけない場面が来るわけです。落としていく人に対しての言葉がこれまた優しいのです。

「私はずっと見守っているよ」

「ここはね、絶対に生かせると思う」と。

次に進む人に対しては、ある程度厳しいことを言ってもいいんですよね。でも、そこで落としてしまう人に対しての言葉が具体的で優しいのです。

だから、本人も納得できる。中には自信がない人も結構いますから、審査した人の言葉がすっと入っていかない。むしろ自信がなさ過ぎて入らな過ぎるということもあり、審査した人はいろいろな方法を使って具体的に言うのです。

まず歌ってもらう。その後に細かく指示する。

「ここは自信持った方がいい」
「自分をごまかしちゃダメ」
「ここのところ強めにこういうふうに歌ってみたら?」

そうして、よくなったら「それでいい」とほめる。

指示はビフォー。アフターでほめる。

漠然とではなく、具体的に自信が持てるように言うということです。