まずは取り組むべき「液体の糖質断ち」

ケトン体エネルギーを使った脳にやさしい生活を送るために、あなたが最初に取り組むべきは、液体の糖質をやめることです。

コーラなどの清涼飲料水、ジュース類、スポーツドリンク、エナジードリンク、砂糖の入った紅茶、缶コーヒーをやめましょう。

液体の糖質は消化に時間がかからない分、どかんと血糖値スパイクが起きます。あなたの脳にも全身の健康にも悪影響しかありません。

とくに、「果糖ブドウ糖液糖」もしくは「ブドウ糖果糖液糖」という甘味成分が入ったものは最悪です。今日から口にするのはやめましょう。

「果糖」はブドウ糖と同じ「単糖類」で、これ以上、分解されることはなく、果糖として吸収されていきます。血糖値は、血中ブドウ糖濃度のことなので、果糖が血糖値を上げることはありません。

ただし、肝臓に負担をかけ、脂肪肝のリスクを上げます。

しかも、これら甘味料の果糖は、果物を使用しているわけではありません。トウモロコシやサツマイモなどのデンプンを、ある酵素で分解してブドウ糖をつくり、さらに別の酵素で果糖に変化させるという人工的で不自然なシロップで、「異性化糖」と呼ばれるシロモノです。

外で購入する飲み物はミネラルウォーターかこれ

なお、「果糖ブドウ糖液糖」と「ブドウ糖果糖液糖」の表記の違いは、どちらが多く含まれているかであり、内容に大差はありません。

いずれにしても、砂糖よりも安価で、水に溶けやすいなど食品会社にとって使い勝手が良いため、多くの飲み物に用いられています。

しかし、それを口にした私たちは、ブドウ糖の影響で血糖値が上がり、脳をやられ、果糖の影響で脂肪肝を招くというダブルのダメージを受けます。

真剣に健康維持を考えるなら、外で購入する飲み物はミネラルウォーターと決めてしまいましょう。それでは物足りないというときは、甘みや添加物の入っていない炭酸水でもいいでしょう。

ミネラルウォーターを飲むランナー
写真=iStock.com/Zorica Nastasic
※写真はイメージです

もちろん、脳のためにと摂っていたブドウ糖サプリメントやタブレットは封印してください。会議室のキャンディも片づけましょう。

こうした、「最もNGなこと」をやめたうえで、あなたにできる糖質制限を行っていきましょう。