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結党以来のブランドを見失えば自民党との違いがなくなってしまう
組織にとって最も大切なのはブランドだと僕は考えています。ただ、パーパスと違って、ブランドとは組織の外から見たイメージ、みんなが抱いている期待感ですから、自分たちの思う通りにはなりません。日本維新の会(および大阪維新の会)を例に考えてみましょう。
結党以来の維新の特長とは、公金の扱いに徹底的に厳しく、政策実現による改革にとことんこだわる姿勢です。改革のためには、自民党を支援しているような各種業界団体などの既得権者にも遠慮せずに切り込んでいく。その根幹の思想は「合理性」。保守やリベラルなどの上っ面のイデオロギーにはとらわれず合理性を追求する。個人を尊重し、個人を支えるためにこそ国家があるという思想によって、手段にすぎない国家を個人のために変えていくことにエネルギーを注ぐ。これが大阪維新を発足させた際のパーパスでした。このパーパスを徹底したからこそ維新ブランドが形成され、そのことによって維新国会議員団も誕生したのです。
組織も金もなく、ゼロから立ち上げた地方議員による新興政党が既成政党を相手に国政選挙で勝つことは至難の業です。それができたのは、まさしく維新ブランド・看板によって票を集めることができたからです。
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(構成=三浦愛美)


