「電車や地下鉄など交通網が発達している都内では、車を持つ必要はありません。でも、IKEAやららぽーとなどの郊外の商業施設に行きたいときには、カーシェアがとても便利です」
そう語るのは、東京都在住の男性(34歳)。カーシェアとは、会員間で自動車を共同利用するサービスで、会員登録後にアプリやウェブで予約し、短時間から長時間まで必要な分だけ車を利用できる仕組みである。
利用料金にはガソリン代や保険料が含まれているため、マイカーを持たず、たまに車を使いたい人に便利なサービスといえる。1台の車を大勢で利用することから環境にも優しい。
また、レンタカーは店舗で手続きをする必要があるが、カーシェアはアプリで会員登録さえすれば、自宅や出張先など、近くにあるステーションで簡単に利用することができる。
給油ランプが点灯
レンタカーの場合は「翌日の17時まで」といった形で時間を決めて借りると、その時間分の料金が発生する。一方で、カーシェアの場合はパック料金を除き利用予定時間よりも早く返却した場合、返却時間までの利用料金のみの支払いとなる。
ただし、レンタカーと異なり、利用者が変わるたびに事業者が毎回点検や清掃をするわけではない。ゴミを放置したまま返却したり、利用規約違反であるペットを乗せたりするなど、マナーの悪い利用者もなかにはいる。
なかでも、よく聞かれるのが「乗ったらガソリンが空だった」というトラブルだ。
「住宅街のマンションの駐車場にある車をよく利用するのですが、毎回ガソリン量が不足していて、給油ランプが点灯しています。給油しようと思っても近くにスタンドがなく、運転中に止まってしまうのではと不安になります。みんなガソリン代を払いたくないのか、『どこまで今のガソリンで走行できるのか』というチキンレースの様相を呈しています」(前出の男性)

