自由民主党本部(千代田区永田町)
写真=iStock.com/oasis2me
自由民主党本部(千代田区永田町)

「年明けからサプライズだ。日本全国、解散・総選挙のホイッスルだ」

そう話すのは、自民党の閣僚経験者A議員だ。

読売新聞は1月9日の深夜、高市早苗首相が、通常国会の冒頭で解散する検討に入ったという衝撃的な記事をネット配信し、翌日の朝刊でも報じた。「1月27日公示―2月8日投開票」「2月3日公示―15日投開票」という総選挙の具体的な選挙日程案も記している。

報道が週末の休みに重なったこともあり、高市首相はマスコミの取材には何ら答えていない。多くのメディアが読売報道を追随したが、「本当に解散・総選挙はあるのか」という半信半疑の議員も少なくなかった。だが、報道を「追認」したのが、自民党と連立を組む日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事だった。

1月11日のNHK討論で吉村氏は、解散・総選挙というニュースが流れているという前提で、

「高市総理とは昨日今日、解散について何かお話をされたのか」

と尋ねられ、

「昨日、今日は話してません。おととい、政府与党連絡会議があった。それが終わった後、2人で話をする時間があった。高市首相は、冒頭解散という具体的な時期までは言っていないが、『あれ、これは一段ステージが変わったな』というやりとりをしました。今回報道されていることは、それほど驚いたものではないです」

と事前に高市首相から近い時期の解散・総選挙を、耳打ちされていたことをほのめかした。

吉村氏は、さらにその翌日、

「自民党との連立政権でまだ信を問うていない」

「ステージというのは、選挙。解散は遠くないな」

と述べ、解散総選挙が近いことを示唆した。

通常国会は1月23日から始まる。

「もう通常国会の冒頭解散で、流れはできている」(前出・A議員)

高市首相が解散の意向を正式に表明するのは、「1月13日が最短」という日程まで、永田町には流れている。1月13日に韓国の李在明(イジェミョン)大統領が来日し、高市首相の地元、奈良で会談が予定されている。

「高市首相は年始の伊勢神宮参拝で、安倍晋三元首相の写真を手にしていた。安倍元首相の銃撃現場で追悼をした後に、解散総選挙を表明するのではないかというのが一つの案。また、1月15~17日にはイタリアのメローニ首相が来日し、首脳会談が予定されている。世界情勢としては、女性同士のトップ外交のほうが大きなニュースになる。その時期に解散を表明するのか。この2案が検討されている」(官邸幹部)