負けたときに何を学ぶのか

――経験値が違えば、成長の度合いも違ってきます。チームとしての成長はどうでしょうか。
アルベルト・ザッケローニ監督(時計/IWCポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー、衣装/Dunhill)

「チームとしての成長の度合いは計画通りに進んできています。ただ日本人の選手は勝っても負けても、自己反省が強すぎるというか、ヨーロッパの人間に比べると、反省をするような傾向が強いのじゃないかと思います。まあ、私はそのような姿勢が個人的に好きですし、チームにとってもいいのではないかと思います」

勝って反省は理想だが、人はいつかは負ける。場合によってはしょっちゅう負ける。「負けて学べるか」が、名将とそうでない者とを隔てる。

――監督は試合後、よく選手にコトバをかけます。なぜでしょうか?

「ピッチの中でのことは当然大切ですが、同じようにピッチの外でのコミュニケーションもすごく大切にしています。ピッチの外でメンタル的にどんなことを思っているのか。その情報を集めるのは大切だと思っています。ただ代表チームが一緒に集まる時間が限られていますから、自分が思っている成功のイメージを選手たちに植え付けていかないといけないでしょう。逆に選手からも声をかけてもらいたいと思っています。トレーニングの後に選手から質問をされることがありますが、そういった現象がもっと起きてくれればいいな、と思っています」