部下を上手に褒めて、さらなる仕事のモチベーションにつなげるにはどうすればいいか。人材育成コンサルタントの吉田幸弘さんは「褒め方の正解は時代とともに変わってきている。平成でよしとされた『みんなの前で褒める』は、令和ではやめておいたほうがいい」という――。

※本稿は、吉田幸弘『「また今日も、部下が浮かない顔してる…」 これからのリーダー必修「サーバント・リーダーシップ」入門』(きずな出版)の一部を再編集したものです。

拍手をするビジネスパーソンたち
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上司の言葉は部下を傷つける凶器になる

何か言うとすぐにハラスメントと言われる時代、部下に気を遣ったつもりが、逆に怒らせてしまったなんて経験がおありの方もいらっしゃるのではないでしょうか。他にも部下のモチベーションを上げようと思って褒めたつもりが、「適当に言っている」「しっかり見ていないじゃないか」といったようにかえって信頼をなくしてしまう……。

ここでは、いくつか部下を凍らせてしまった言葉を紹介し、どのような声かけにすればよかったのかを言い換え、解説していきます。言葉は同じ意味でも表現によって、相手の心に響く行動を後押しする「武器」にもなれば、モチベーションを下げて時にはメンタルダウンをさせてしまう「凶器」になる場合もあります。

せっかくなら「武器」になるような言葉を使いたいものです。しかし、言葉は難しいものです。リーダーとしては武器になるような言葉に思えていても、言われた側からするとそうは思えない言葉、時には狂気に感じてしまう言葉もあります。

私自身が使って部下を凍らせてしまった言葉、私が研修や面談で会った人から聞いた凍った言葉からいくつかをピックアップし、その中から特にお伝えしたい言葉を厳選していきます。それでは見ていきましょう。