「推し」こそが最高の指導者
第二の理解を得る
そこで、このモデルで説明がつくほかの何かを探します。
憧れの存在であり、なおかつその人物は「教えてあげよう」「育ててやろう」という教育思想がない人に使われる表現。
私にはピッタリ当てはまる、いまの時代ならではのあの言葉が浮かびました。
「推し」
「推し」とは、人に勧めたいほど気に入っている人や物、応援したい人や物を指す言葉です。おもに、アイドルや俳優などに対して使われます。
たとえば、あなたに推しのスポーツ選手がいたとしたら、間違いなくその人物に憧れを持っているはずです。一方で、その選手は「推し」てくれることに感謝こそすれ、まさかあなたを教育しようなどとは思わないでしょう。
私は、このテーマを最終的にこう理解しました。
上司世代に求められることは、Z世代から応援される存在になることです。上司世代がZ世代を応援することは当然として、じつはその逆も必要なのです。
そう考えると、今回の3冊の本の中で「援」という字が頻繁に使われていたことや、一緒に戦ってくれることがとても重要であることに納得できます。
繰り返しになりますが、私はまさに上司世代であり、教育従事者でもあります。今回の言語化は、私にとってじつに奥深く、たくさんの気づきと戒めを得る機会になりました。
上司世代には、「諦めてしまっている人」がたくさんいます。
しかし、その上司世代があらためてスタートラインに立ち、挑戦と失敗を繰り返す姿を見せ、応援してもらうことこそ、Z世代を戦力にするもっとも重要なことではないかと思います(私も頑張ります)。
「教育とは、憧れである」
そういえば、こんな言葉を思い出しました。
「教育とは、憧れである」
今回の言語化を行うずっと前に聞いた言葉です。
正直そのときは、しっくりくる感覚もありつつ、腑に落ちない感覚と半々でした。一方で、「名言の香り」を感じました。しかしいまとなれば、これは私にとっては名言だとはっきり言えます。
今回は「Z世代」を演習問題のテーマとしましたが、ぜひ別のテーマでも実践してみてください。たとえば、いま興味があること、実際に悩んでいることをテーマにして、関連書籍を3冊以上読み込んで実践してみると面白いと思います。
たくさんの気づきを得る機会になれば嬉しいです。



