暗黙の前提を確認することで議論を進める

たとえば、ヘルスケア領域の消費財メーカーY社のリニューアルプロジェクトの例でいえば、以下のようなイメージです。

「すみません、一応確認なのですが、なんでリニューアルが必要なんでしたっけ?」
「初歩的な質問なのですが、そもそも『健康的な美しさ』ってどういうことですか?」
「ところで、どうして研究開発部門とマーケティング部門で協力するんでしたっけ?」
「このプロジェクトって、とにかく目新しいアイデアがでればOKなんですか?」

これらの質問は、下手をすると「お前、話を聞いていたのか」と思われかねない、大前提の確認です。しかしチームに問題が起きているとき、このような「初歩的な大前提」のところで、認識がすり合わされていない場合があります。こうした前提に実は深く納得していないまま「正直、まだ腑に落ちないところがあるけれど、誰も質問しないし、きっとみんなわかっているんだろうな……」と、惰性で仕事が進行していくことは、少なくないはずです。この状態を放置すると、チームの現代病をじわじわ引き起こしていきます。