最初は投資ではなく、日々の業務に生成AIを活用していました。主催する勉強会で企業のIR説明会を開催しており、そのテキスト化やまとめ作業をクロードで行っていたのです。その後、投資家仲間からチャットGPTのディープリサーチの利用を強く勧められ、現在は多用途に使っています。

よく利用するのが、投資レポートの作成です。時価総額1兆円を超える大企業を一から調査するのは大変なのでチャットGPTに詳細なレポートを作成してもらったり、よい決算を出した企業がどんな事業をやっているのかを急いで調べたりしてもらいます。

企業の開示文書を要約するのも便利です。TOB(株式公開買付)やMBO(経営陣による買収)において、企業から出される開示文書は数十ページから、ときには数百ページに及びます。そうした文書をスクロールして全貌を把握するのは骨が折れるので、チャットGPTに投げて概要をまとめてもらいます。その概要をベースに、さらに掘り下げた事実確認をしたり、株価への影響を分析したりもします。

(構成=川口昌人)