JERA社長の奥田久栄氏が強く影響を受けた人物で、「僕の原点になった」と語ったのは、中部電力に入社して3年目に配属された企画室の課長。「お前の言葉にはメッセージ性がない。メッセージをクリアに出さないかぎり、誰も聞いてもくれないし、会社を動かすこともできない」。文章を何度書き直しても、「まだ伝わらん。もっとあるだろう、伝えたいことが」。そんなやりとりを3年あまりも繰り返したおかげで、かなりクリアにモノが言えるようになったと語る。奥田氏が決断するときに大切にしていることは、短期の利益だけに惑わされないこと。「これで本当に社会が良くなるのか。会社の人たちがもっと楽しくなるのか」が一番の判断基準だと言う。
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