プロジェクトをゴールに向かって進めていくうえで、トラブルはつきもの。何が起きても立て直せる開発体制が求められます。そのために最も重要なファクターが「バッファ」と「デッドライン」を使いこなすこと。この2つをどう設定し運用すれば、最良の成果を得られるのか。プロジェクトマネジメントの核心をお伝えします。
プロジェクト管理の手法…WBS、ガントチャート、かんばん方式、付箋
最終ゴールから逆算して、プロジェクト全体を小さなタスクに分解する。ここまで繰り返しお話ししてきた、システム開発でよく利用されるこのプロジェクト管理の手法は、WBS(Work Breakdown Structure作業分解構成図)と呼ばれます。
WBSの肝は、タスクの“分解度”です。街中で目的地にたどり着くためには、ちょうどいい縮尺の地図が必要ですよね。縮尺が大きすぎても小さすぎても、道に迷ってしまいます。システム開発も同じで、プロジェクトを適切なタスクに区切れるかどうかが進行のスムーズさを左右します。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
(構成=奥地維也 図版作成=大橋昭一 撮影=石橋素幸)

