時代が変わると仕切り直しになってしまう教科書とは違って、現実の歴史とは1本のタイムラインで今日までつながっている。人口、経済、気温、身長の各データから見えてくる真実とは!?

人口減がもたらすパラダイム転換

日本の人口は2008年、1億2808万人をピークに減少に転じました。国立社会保障・人口問題研究所は「このままいけば2053年には1億人を割り込み、2110年には4286万人になるだろう」と推計しています。

国の将来がしぼんでいくようで寂しい印象を受けますが、日本の人口動態を見ると過去にも「縄文晩期」「鎌倉時代」「江戸時代中期」と、3度の人口減を経験していたことがわかります。

(編集・構成=渡辺一朗)