最近、チームメンバーの二人の仲が悪くなっている。チーム全体の雰囲気にも影響を与えるし、何とかしなくては……大人同士であっても、時には子どものように喧嘩をしてしまうもの。仲裁のために外せない質問が「仲直りする気はある?」。怒りを上手にコントロールする手法を紹介します。

メンバー同士が対立してしまう2つのパターン

最近、部下のAさんとBさんの仲が明らかに険悪だ。ほかのメンバーも気付いていて、チーム全体の雰囲気も少しギスギスしてきた——私も、こういう経験はたくさんあります。

「いい大人なんだから揉め事は当事者間で解決すべき」とする見方もあるかもしれません。しかし、チームメンバー同士の対立はチームワークを機能不全に陥れ、チームのパフォーマンスを悪化させます。ここは、チームリーダーの介入が必要です。

(構成=奥地維也 図版作成=大橋昭一 撮影=石橋素幸)