常識を疑い、いつも素人の視点で未来をつくってきた鈴木さんが、コンビニの次のカタチを予測します。皆様もぜひ、自社の置かれたマーケットに照らし合わせて、お読みください。(2021年9月27日レター)

ものごとの定義は固定的ではなく、1つだけとは限らず、変化していく。セブン‐イレブンの創業時、テレビCMの「セブン‐イレブン、いい気分、開いててよかった」のコピーどおり、日本人の生活時間が広がっていくなかで、「近くにあっていつでも開いているタイムコンビニエンス」がコンビニの定義だった。これが若年層を中心に強い支持を得た。

その後、2000年代に入り、単身世帯の増加と女性就業率の上昇という社会の変化に対応するため、「今の時代に求められる『近くて便利』」というコンセプトで定義し直した。ミールソリューションを提供するため、品揃えの大幅見直しを断行した経緯は本連載の第1回目に述べた。これから先も、コンビニの定義は変わっていくだろう。いや、社会や市場の変化に対応して、変わっていかなければならない。

(聞き手・構成=勝見明)