冨澤社長はカリスマであった先代時代に作られた会社の制度を次々に刷新していきました。どのように改革を進めていったのでしょうか。(2022年8月29日レター)

前任者がつくったルールがどうにもしっくりこない。とはいえ変えてうまくいくとは限らないので判断に迷う。みなさまにも、心当たりがあるのではないでしょうか。私の場合、その1つが複数の店舗を統括する重要なポスト「ブロック長」の選抜方法を変えることでした。

現在メガネトップは800店舗ほどの直営店を全国展開しており、ブロック長は会社の売上に大きく影響する要職です。トップダウン経営を貫いた先代は「この人がいい」と直接任命していましたが、それを私は、プロセスを踏みながら、いわゆる民主的に決める方法に変えました。