フライドポテトではなく、ベイクドポテトに
男性では「低い」は2300キロカロリー、「高い」は3050キロカロリーなのでその差は750キロカロリーあります。女子では、「低い」は1700キロカロリー、「高い」は2300キロカロリーですから、その差は600キロカロリーあります。そこで、500キロカロリーの赤字をつくることは十分に可能であろうと考えられます。
例えば、女子の1700キロカロリーの食事というのがどれくらいのものかについては、図表4の糖尿病用の1日1600キロカロリーの献立が参考になります。
3食で1480キロカロリーになりますので、あと120キロカロリー分で牛乳を200ミリリットルプラスすることができます。たとえ1600キロカロリーであっても、和食を中心にして満足のいく食事をすることは可能なのです。
また、低カロリー・低脂肪にするテクニックもあります。例えば図表5のように、牛肉のステーキを焼くときに肉の部位にこだわったり調理法や調味料にこだわることによって、そのカロリーを半分以下にすることも可能です。
ショートケーキではなく苺大福
洋菓子のケーキを、和菓子の例えばいちご大福に替えればカロリーは半分以下、脂肪も少なくできます。ファストフードでハンバーガーを食べる場合も、揚げ物を挟んだようなものや、マヨネーズやタルタルソースを使ったようなものを避け、フライドポテト(脂肪のエネルギー比が約50%)を食べないことがポイントになります。フライドポテトは、Mサイズでも400キロカロリー以上あります。
そして清涼飲料でも、無糖のものはよいのですが、砂糖入りの甘いタイプのコーラ、サイダーなどはその液体量の10%の砂糖を含んでいますので要注意です。
例えば500ミリリットルのペットボトルならば、約50グラムの砂糖が入っていますので、コーヒーショップなどに置いてあるスティックシュガー(3グラム入り)17本分を摂取することになってしまいます。スポーツドリンクでも6%は糖分ですので30グラムとなり、スティックシュガー10本分が入っていますので、ダイエットをしたい場合は要注意です。