「小泉人気はルックスのおかげ」なのか?

小泉氏はその若さとイケメンぶりでトクをしている、という指摘もある。

つまり政治家としての小泉氏の人気は、ルックスのおかげでかさ上げされたもので、実力相応ではないのではないか、という「疑惑」だ。

ソーシャルメディア上には、「もし石破さんのルックスが小泉進次郎だったら、日本の政治勢力はだいぶ違っていたのかもしれない」「ルックスいいし、人が良さそうで人畜無害っぽいのはわかる」「ルックスがいいという理由で小泉進次郎に投票してるおばさん集団がいた」などの投稿が多数見られる。同様の感覚を持つ人はかなり多いと思われる。

写真提供=共同通信社
「小泉人気はルックスのおかげ」なのか?(未確認飛行物体などへの対処を巡る議連設立に向けた会合で、あいさつする自民党の小泉進次郎元環境相。2024年5月28日)

元自民党衆院議員の金子恵美氏は、3月17日放送の「そこまで言って委員会NP」で、「小泉さんはまだ、地頭がそんなによくないんで。経験を積まないといけない。(まだポスト岸田には)早いのかな」と述べている。

小泉氏は今回の総裁選で菅前首相などの支援を受けているとされる。「ルックスがよく国民受けがいい」という理由でプッシュされているだけで、政治家としての実力が評価されたわけではないのではないか、という「疑問」がぬぐえないわけだ。

小泉氏に向けられる「学歴ロンダリング」疑惑

また小泉氏の「学歴ロンダリング」も批判されることが多い。

「学歴ロンダリング」とは、出身大学よりレベルの高い大学院に進学することで、最終学歴を高く見せる行為だ。小泉氏は関東学院大学から米コロンビア大学大学院へ進学しているので、「学歴ロンダリング」と見なされることが多い。

一生懸命に勉強して、よりランクの高い大学院に行ったというなら、褒められてしかるべきだ。

ただ、小泉氏の場合、その経歴に不自然さを感じる向きもある。

「格が違いすぎて、軟式野球部の中学生がメジャーリーガーになるような違和感があります」(ある私立大学教授)といった評価もある。