眠るときは「はだし」が正解

特に冬場「足先が冷えるから」と、靴下をはいて寝る女性は少なくありません。だまされたと思って、今日からははだしで寝てください。残酷な事実を言います。靴下をはいて寝るとかえって冷え性が加速しますし、眠りの質も落ちてしまいます!

写真=iStock.com/Jramosmi
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人は体温が下がるにつれ寝つきやすくなり、上がることで目覚めやすくなります。そのリズムに従うなら、入浴やストレッチで体温を上げ、その熱が放出されて下がっていくタイミングで寝るのが快眠の秘訣。

それを靴下をはいたままふとんにINしてしまうと、足裏や指先から放熱されず、体温をうまく調整できないのです。

「だって末端冷え性だから、足先が冷えると眠れない(泣)」という切実な悩みはよくわかります。ただ、寝る前に足が寒いと感じるということは、そもそも体温がしっかりと上がりきっていないか、上がったとしてもすぐに下がり、寝るころにはすでに冷えてしまっている可能性があります。

体温が下がってしまったあとでいくら眠ろうとしても“無理ゲー”状態。靴下で足先を温めたくらいではリカバーできないのです。

角谷リョウ、サトウ未来『働く女子のための睡眠革命』(光文社)

ですから「寝るときに寒い足を温める」のではなく「冷える前に寝てしまう」ことこそが最適解!

「それだと入浴後に即、寝ないといけなくなるんですけど!」という人は、浴室を出た段階で靴下やレッグウォーマーで保温し、体温の低下がゆるやかになるよう調整しましょう。

そして寝る直前に脱ぎ捨て、ふとんへGO! 入浴後の活動時間をかせぎ、就寝時刻ちょうどに体温低下のタイミングがくるよう間に合わせる作戦で、今夜からにっこり、ぐっすりですよ。

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