中学校で習ったはずの英語を使ってみると、外国人に変な顔をされることがある。外国人との雑談力を上げるにはどうしたらいいのか。英会話で雑談上手になる方法を、大人気の英語系YouTuberグループ「ニシコリ」に取材。2月22日(木)発売の「プレジデント」(2024年3月15日号)の特集「『中学英語』でどんどん話す」より、記事の一部をお届けします――。
国際的なビジネスの人々
写真=iStock.com/TakakoWatanabe
※写真はイメージです

中学英語でも雑談ができるとっておきの一言

初対面の外国人に話しかけるとき、日本人はまず「Hello」を思い浮かべる。しかし、日常ではむしろ「Hi」のほうが挨拶の表現として頻繁に使われているという。

「どちらかというと『Hello』はフォーマルな場面で交わされる挨拶です。もし相手に親しみを感じさせたいなら、『Hi』のほうが自然でより効果的です。それから『What’s your name?』は、自分が名乗っていない状況で質問すると、相手は詮索されている気分になり、失礼だと思われる懸念もあります。よりスムーズに関係性を築きたいなら、まず握手を求めるように手を差し出しつつ、『Hi, I’m Mark. (やあ、私はマーク)』とまず自分の名前を伝えてから相手の名前を聞くのがマナーです」

そうアドバイスするのは、登録者数40万人を超えるグローバル系YouTuber「ニシコリ」のメンバーであるマークだ。「ニシコリ」は日本語禁止をコンセプトに、英検3級(中学校卒業程度)の日本人ユーダイ、ブラジル人のジュンジ、津軽弁のケイタ、前出のイギリス人マークらの5人で動画を投稿している。

ネーティブレベルの英語を話すマークと中学レベルの英語でも外国人との雑談を楽しんでいるというユーダイに、使うと場が盛り上がるフレーズや、何気なく誤用している“なんちゃって英語”を教わりながら、外国人と打ち解けるコミュニケーション術を聞いた。中学英語レベルでも、これさえ押さえておけば外国人と雑談を楽しむことができるという。

PRESIDENT 2024年3.15号

2月22日(木)発売「プレジデント」(2024年3月15日号)の特集「『中学英語』でどんどん話す」では、本稿のほか、「自宅でできる”英会話”最短上達独学法」をテーマにした最新の英語学習情報を満載しています。