営業の成果は一朝一夕で出るものではない
営業の成果は一朝一夕では変わりません。私が経験してきた人材営業では、初めてのテレアポから1年後に初受注、2年後に取引開始というケースもありました。現在行なっている営業代行では、「10年前からブログを見ていました」とお問い合わせをいただき、今の取引がスタートしたというケースもあります。今日の頑張りが未来の受注・成果につながる、つまり日々どれだけ良質な積み重ねができるかで、未来の成果が決まります。
時間への意識を最大限高めるには良質なルーティンを持つことが正義である。この意識を持った上で、今自分が何をすべきかを考えることが大事ということです。
朝から晩までテレアポをしていられた時代は終わった
昔の営業はもっと考えることがシンプルでした。
売れれば正義。売れなければ悪。
私が中途で入った会社では、新卒入社の社員が夜の10時までテレアポをしているのは決して珍しい光景ではありませんでした。退勤時間に「お先に失礼します」と声をかけると「お疲れ様でした!」と元気な声が帰ってきて、その10秒後には「お世話になっております」「夜分遅くに失礼いたします」という声が飛び交うのです。さらに朝8時前に出勤すると「おはようございます」ではなくテレアポの声が聞こえてきます。
なぜそんな時間からテレアポの声が聞こえるのか。今週、今月のアポイント目標に届いていないからです。目標を達成できていなければとにかくやるしかないという時代があった(会社によっては今なお存在する)のです。
しかし、働き方改革や法改正が進み、営業の働き方も変わりました。会社としてこういった働き方や管理ができなくなっています。
成果が出るまでいくらでも時間をかけられた時代とは違い、今は限られた時間の中で成果を出さなければいけません。改めて現代の営業は時間への意識が強く求められるということです。