どのような人でも「幸せになるための習慣」は身につく
生まれつき幸せな人、あるいは幸福を構成する高い設定値をもっている幸運な人には、もともとそんな幸せになるための「習慣」が備わっているらしいと知ったら、あなたは不公平に感じるかもしれません。
というのも、彼らは楽観的になろうとか、感謝の念をもとうとか、人を許そうと努力しなくても、そのような性質が第二の天性になっているからです。けれども、幸福になるための設定値が彼らほど高くない人でも、時間をかけて、決意を固めさえすれば、同じように「幸せになるための習慣」を身につけられるのです。
そして、幸福になるための理論を理解し、「幸せになるための行動習慣」を実践していくうちに、驚くほど自分が自由になっていることがわかるでしょう。「幸福」を構成する最も強力な要因が何かを知るだけでなく、「幸せがずっと続く」ほんとうの変化を手に入れるための、自分のなかにある力を知ることによって。